海外旅行保険は、年会費無料のクレジットカードを利用して1年程度は無料で保険適用可能です。
オススメの海外旅行保険付きクレジットカードと適用条件や利用方法を詳しく紹介します。
海外旅行保険とは
海外旅行保険とは、外国旅行中に起こったアクシデントによって発生した経済的な負担をカバーしてくれる保険です。
海外旅行保険の補償内容
各クレジットカード会社により補償額は違ってきますが、補償内容は各社ほぼ同じです。
病気や怪我の補償
旅行先で病気にかかったり、ケガを負ったりして病院にかかった費用を補償してくれます。
補償内容は次の3つです。
傷害治療費補償
旅行先でケガにより病院で治療を受けた場合の、診療・入院費等を補償してくれます。
疾病治療費補償
旅行先で病気により病院で治療を受けた場合の、診療・入院費等を補償してくれます。
死亡・後遺障害補償
旅行先で病気やケガにより死亡した場合や、後遺障害が残ったときに保険金を受け取れる補償。
賠償責任の補償
次の3つの内容を補償してくれます。
賠償責任補償
他人や他人の物に損害を与え、賠償責任を負ったときに保険金を受け取れる補償。
携行品損害補償
旅行中に自分の持ち物(カメラ、バッグ、衣類など)が盗難・火災・破損といった偶発的な事故により損害を受けときに保険金を受け取れる補償。
救援費用
急激かつ偶然な外来の事故によって、被保険者の生死が確認できない場合に被保険者を捜索、救助または移送する活動に要した費用が支払われます。
また死亡や3日以上の入院で親族が現地に駆けつける場合等に、交通費・宿泊費等のかかった実費が支払われます。
クレジットカードの海外旅行保険適用条件
クレジットカードの海外旅行保険は2種類の適用条件があります。
自動付帯
日本出国後、自動的に海外旅行保険が適用されます。
事前連絡や海外旅行へのカードの携行も不要です。
出国後最大90日が適用期間になります。
利用付帯
利用付帯の海外旅行保険は、旅行中の交通費やツアー代金をクレジットカードで支払うことで適用されます。
交通費の支払いは「旅行の移動費として飛行機や電車など公共交通機関の支払い」と定めているカード会社が多く、旅行に関係ない交通費の支払いでは海外旅行傷害保険は適用されません。
公共交通機関は飛行機・電車・船・バス・タクシーになります。
利用付帯条件も国内利用付帯と国内・海外利用付帯の2種類あります。
国内利用付帯
日本出国前に利用する事が適用条件になります。
出国前に利用して、出国後最大90日が保険適用期間になります。
自動付帯のクレジットカードと保険適用期間は同じです。
海外で交通費等に利用しても海外旅行保険の適用条件にはなりません。
国内・海外利用付帯
日本出国前に利用しても、海外で利用しても保険適用条件となります。
海外で利用した場合は、海外で利用後から最大90日が保険適用期間となります。
つまり
自動付帯や国内利用付帯のクレジットカード海外旅行保険適用期間後に使用すれば、さらに最大90日海外旅行保険が適用できます。
国内・海外利用付帯クレジットカードを複数持っていれば、保険適用期間を延長して行く事が可能です。
実際に1年間海外旅行保険を適用する方法は後でご紹介します。
海外旅行保険付きオススメクレジットカード
それでは実際に私が加入したオススメクレジットカードをご紹介します。
自動付帯クレジットカード
自動付帯カードではエポスカードがオススメです。
治療補償金額が200万円と高いです。
国内利用付帯クレジットカード
国内利用付帯カードでは、楽天カードがオススメです。
死亡・後遺障害2000万円、治療補償費用が200万円と年会費無料のカードではかなり手厚い補償です。
国内・海外利用付帯クレジットカード
1.リクルートカード
リクルートカードは治療補償金額が100万円と若干少ないですが、JCBとMastercard(R) または Visaの2枚申し込みが可能です。
リクルートカードを2枚持っていれば、自動付帯や国内利用付帯と合わせて270日の保険適用が可能です。
家族カードも申し込み可能なので、家族のいる方は便利だと思います。
2.ベルメゾンカード
ベルメゾンカードは治療補償金額が50万円と寂しいですが、私の場合は1年程度海外へ行く予定があるので加入しました。
オススメクレジットカードの補償額一覧はこちらになります。
死亡・後遺障害 | 障害・疾病治療 | 賠償責任 | 携行品の損害 | 救援費用 | |
エポスカード | 500万円 | 200万円 | 2,000万円 | 20万円 | 100万円 |
楽天カード | 2,000万円 | 200万円 | 2,000万円 | 20万円 | 200万円 |
リクルートカード | 2,000万円 | 100万円 | 2,000万円 | 20万円 | 100万円 |
ベルメゾンカード | 2,000万円 | 50万円 | 2,000万円 | 15万円 | 100万円 |
海外旅行保険利用方法
今回紹介したカードで実際に1年間海外旅行保険を適用する方法をご紹介します。
- 楽天カード(国内利用付帯)で旅行代金または航空券を支払い(注1)
- 楽天カード(国内利用付帯)とエポスカード(自動付帯)で出国後90日をカバー
- 出国後90日以降にリクルートカード(国内・海外利用付帯カード)で公共交通機関の支払い
- 以降90日以降毎に国内・海外利用付帯カードで保険適用期間の延長
(注1)2020年10月1日以降は、「自宅から出発空港までの交通費」のみの利用では海外旅行障害保険は適用されません。
この方法で海外にいる間は保険適用期間を延長しましょう。
一時日本へ帰国して、再度海外へ行く場合はまた1からの繰り返しになります。
今回紹介したカードは全てキャッシュレス診療が可能です。
キャッシュレス診療とはクレジットカード会社の提携病院で、現地で支払いせずに診療を受けることができるサービスです。
病院に行く前に必ずコールセンターに連絡して、提携医療機関を確認してキャッシュレス診療にしてもらいましょう。
クレジットカード会社や地域でコールセンターが変わります。
次で検索して、連絡先を確認して下さい。
楽天カード
「楽天カード 海外アシスタンスサービス」で検索
エポスカード
「エポスカード 海外旅行保険事故受付センター」で検索
リクルートカード
「リクルートカード ホットラインサービス」で検索
エポスカード
「三井住友カード 緊急アシスタンスサービス」で検索
まとめ
別記事の
でも書いていますが、クレジットカード申し込み情報は記録されるので、短期間で大量に申し込みする事は極力避けましょう。
長期で海外滞在を予定している人は、無料で海外旅行保険が適用できるので是非参考にして下さい。
その他セミリタイア準備記事はこちらです。
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