英語版ウィキペディアによると、アポリーフはフィリピン最大で世界でもグレートバリアリーフに次いで2番目に大きいサンゴ礁とのことです。
アクセスが悪く、最低でも90分以上はボートに乗らないとたどり着くことができない秘境です。
アポリーフでのダイビングやアクセス方法を詳しくご紹介します。
アポリーフとは
アポリーフはフィリピンのサンゴ礁システムで、ミンドロ海峡の西ミンドロ州の西海岸に位置しています。
https://en.wikipedia.org/wiki/Apo_Reef 英語版ウィキペディア
34平方キロメートル(13平方マイル)を含み、世界で2番目に大きい連続したサンゴ礁システムと考えられており、国内で最大です。
[1]リーフとその周辺の水域は、アポ・リーフ自然公園(ARNP)として管理されている国の保護地域です。
それは国で最も有名で最も人気のあるダイビングサイトの一つです。ユネスコ世界遺産の暫定リストに記載されています。[2]
アポリーフへのアクセス
アポリーフへのアクセスで有名なのが、次の3つです。
- ブスアンガ島からのダイブトリップ。片道約3時間で日帰り可。
- ミンドロ島プエルトガレラからのダイブトリップ。日帰り不可。
- パンダン島のパンダンアイランドリゾートからのダイブトリップ。片道約90分で日帰り可。
私はこの中で最もボートでの移動時間が短い3.パンダン島からのダイブトリップを利用しました。
パンダン島からはボートでの移動時間は1番短いですが、パンダン島までのアクセスは1番時間がかかります。
マニラからパンダン島へのアクセスは次で詳しく紹介します。
他にアポリーフへのダイブトリップがある、ブスアンガ島とプエルトガレラでもダイビングをしました。
ダイビング紹介記事はこちらです。
マニラからパンダン島へのアクセスと料金
マニラからパンダン島へのアクセスと料金をご紹介します。
1.飛行機+バス
マニラからフィリピン国内線でミンドロ島南部のサン・ホセ空港へ行き、空港からバスで2時間かけてサブラヤンへ。
飛行機代約3,000〜6,000PHP+バス180PHP(約6,000〜12,000円程度)
2.バス+フェリー+バス
マニラからバタンガス港までバスで3時間程度。
バタンガス港からアブラ・デイログ港までフェリーで3時間程度。
アブラ・デイログ港からサブラヤンまでバスでさらに3時間程度。
最短9時間+フェリーが4時間毎なのでフェリー待ち時間が追加になります。
フェリー込みのバス代800PHP程度(約1,600円程度)
私は時間に余裕があったのと、フィリピン人みたいな旅を体験してみたかったのでバスを利用しました 。(飛行機代が高いのでフィリピン人は長距離バスをよく利用します)
マニラ〜サブラヤン直線距離で約200kmを1,600円程度で旅します。
実際にかかった時間は、行きのマニラ→サブラヤンは約10時間、帰りのサブラヤン→マニラは約12時間でした。
1時間〜1時間半に1回くらい休憩があり、途中のフェリーではバスから降りるのであまり苦痛ではありませんでした。
周辺の地図です。赤マークをクリックすると説明がでます。
道中の写真です。
ミンドロ島のアブラ・デイロ港。左側にうっすらが虹あります。
ルソン島のマニラ〜バタンガスまでは結構都会ですが、ルソン島に比べてミンドロ島はかなり田舎です。
ミンドロ島はトウモロコシ畑だらけでした。
(ピンボケですが、黄色い物はトウモロコシです)
サブラヤンのバス停近くの港まで、リゾートからお迎えが来てくれました。
ダイビングショップがあるパンダン島
パンダンアイランドリゾートでの注意点
パンダンアイランドリゾートでの注意点をいくつか書いておきます。
ダイビング関連注意点
- 1年以上ダイビングをしていない人はリフレッシュダイブが必要(自己申告制)
- アポリーフへ行く前にリゾート周辺でチェックダイビングが必要
- オープンウォーターは100ダイブ以上、アドバンスは50ダイブ以上の経験が必要(自己申告制)
自己申告制の分は、ログなどの確証は不要でした。
リゾートの注意事項
- 電気は太陽光発電のみです。カメラ等の充電でAC220Vは利用可能です。
- WiFiは利用可能。
- 食料の持ち込みは可能ですが、最低1日1回はレストランで食事を取らなければいけません。ビュッフェ形式のディナーで470PHP、1日3食で1,000PHPとそんなに高くはなく、味もそんなにひどくはありませんでした。
- フランス人経営のリゾートです。日本語は全く通じません。
リゾート内写真です
バンガロー
ベッド。虫除けは必須です。
ビーチ
アポリーフのダイビング
パンダン島のリゾートを出発して、約2時間でアポリーフへ到着です。
すぐにサメの登場
このサメはネムリブカといって、最大1.5m程度です。
ダイビングガイドはWhite Tip Reef Shark(ホワイトティップリーフシャーク)と 言っていました。
滅多に無いようですが、人に噛み付いた事もあるようです。
結構男前なお顔です。
サンゴも元気です。
お行儀の良い魚
ブサカワ魚
カメラ目線のGT
しゃくれバラクーダ
もちろんカメも
穴に頭を突っ込んでいる変わったカメ
アポリーフでのダイビング動画です。
休憩時間にアポ島に上陸できました。
アポリーフは日帰りで、翌日はリゾートのあるパンダン島周辺でダイビングをしました。
まとめ
バスで片道約10時間、ボートで片道約2時間と非常に時間がかかりましたが、その価値のある非常に素晴らしいダイビングでした。
長いバスの移動も、未開の地への旅の一部と考えて楽しむことができました。
パンダン島のリゾートも独特の雰囲気(おフランス風?)があり、全てにおいて秘境感満載の旅でした。
アポリーフへのダイビングを考えている人は、是非参考にして下さい。
その他フィリピンのダイビング記事を地図から探す事ができます。赤いマークをクリックすると記事のリンクがでます。
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